設立の趣旨

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会代表
北海道大学大学院
農学研究院微生物生理学研究室 
横田 篤

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会は、1995年に設置された「乳酸菌工学研究部会」を前身としている。乳酸菌は古くから食品製造分野で使用されてきた。また、近年、乳酸発酵は特にポリ乳酸原料製造の観点から重要であり、さらに乳酸菌は生理活性物質を始めとする有用物質生産の宿主としても脚光を浴びている。一方、乳酸菌、および広い意味での乳酸菌であるビフィズス菌は、プロバイオティクスとして注目を集めるようになった。このような状況変化により、研究の対象となる微生物は、乳酸菌、ビフィズス菌だけでなく、プロバイオティクスとの関連から腸内細菌全体にまで拡げて考える必要が出てきた。そこで2007年、新たに「乳酸菌・腸内細菌工学研究部会」として発展的に再スタートを切ったところである。

本部会では、泊り込み研究会を主体とした活動により、さまざまな分野の研究者と、乳酸菌および腸内細菌を利用した応用研究について議論し、相互交流を図ることが可能である。また、学会シンポジウムなどの開催を通じて、交流から得られた情報の発信を行っていくことを目的としている。

乳酸菌・腸内細菌の研究にご興味をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 研究内容紹介図

構成員

浅田 雅宣荒 勝俊岡田 早苗緒方 靖哉
岡部 満康小原 仁実片倉 啓雄門多 真理子
川本 伸一酒井 謙二塩谷 捨明島  純
園元 謙二高橋 治雄谷口 正之大塚 正盛
土居 克美中山 二郎仁宮 一章野村 善幸
早川 和仁檜山 圭一郎吹谷 智星野 貴行
三浦 重信横田 篤山本 憲二佐々木 隆
鈴木 徹石井 哲中島田 豊常田 聡
小林 美穂片山 高嶺大澤 朗伊澤 直樹
中川 純一野田 正文岸野 重信田代 幸寛
齋藤 勝一   

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